プラスナイススタッフコラム売却契約不適合責任って何?

スタッフコラム

2025.11.17 NEW

契約不適合責任って何?

契約不適合責任とは

契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)とは、

売買契約で「引き渡すと約束した状態」と「実際に引き渡された状態」が一致していない場合に、売主が負う責任のことです。

2020年の民法改正で、それまでの「瑕疵(かし)担保責任」に代わって導入されました。


具体的にはどんな場合?

● 土地・不動産でよくある例

  • 境界が不明確で、契約時に説明されていなかった

  • 地中に埋設物(がれき・浄化槽・古い基礎等)があるのに事前説明がない

  • 排水の不具合や造成の問題が隠れていた

  • 契約で「更地渡し」と書いていたのに、実際には建物や残置物が残っていた


買主ができる請求(民法上の権利)

契約不適合があった場合、買主は下記の請求が可能です。

(契約書で特約を付けて調整することもできます)

  1. 追完請求

     修補・代替物の提供など、約束どおりの状態にするよう要求。

  2. 代金減額請求

     不適合部分に応じて、代金を減額してもらう。

  3. 損害賠償請求

     買主に損害が発生していれば請求できる。

  4. 契約解除

     重大な不適合で契約目的が達成できない場合に解除可能。


売主側が気を付けるポイント

  • 物件の状態はできる限り正確に説明する

  • 測量図・建築書類・修繕歴などを整理しておく

  • 境界に不確実性がある場合は「境界非明示特約」を検討する

  • 不安な点は事前に専門家(不動産会社・司法書士・弁護士)に相談する

※隠していた場合は責任が重くなるので“知っている情報はすべて伝える” が基本です。

 

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