プラスナイススタッフコラム管理不全空き家とは何か?

スタッフコラム

2026.01.31 NEW

管理不全空き家とは何か?

 

 

管理不全空き家(かんりふぜんあきや)」とは、2023〜2024年の法律改正で新しく設けられた、適切に管理されていない空き家の区分です。

これまでの制度では、危険レベルが高い「特定空き家」にならないと行政が介入しづらかったため、その前段階として放置しておくと将来的に問題になる可能性がある空き家を早めに把握・改善する仕組みとして位置付けられています。


🏠 管理不全空き家とは?

適切な管理がされておらず、放置すると今後危険な状態になりやすい空き家のことです。

具体的には、以下のような状態が該当することがあります:

  • 建物の壁や窓の破損・腐食などが進んでいる

  • 雑草・ゴミなどが放置され、衛生面や景観に悪影響が出ている

  • 周囲に迷惑や危険を及ぼす可能性があるその他の管理不全状態

これらの空き家は、まだ「特定空き家」(倒壊の危険性が非常に高い等のレベル)には該当しない段階ですが、問題が進行する前に所有者へ管理を促す対象として設定されています。


🚨 なぜ「管理不全空き家」が問題なの?

空き家が放置されていると…

  • 倒壊・火災・害虫発生などの安全・衛生リスクが高まる

  • 周囲の景観や近隣環境に悪影響を与える

  • 相続や所有者不明のケースでは、対応自体が進まない ― 等の問題が発生しがちです

このため、リスクが高くなる前に管理を促すことが重要になっています。


🧑‍⚖️ 法律・行政による対応は?

📌 1. 所有者への「指導・勧告」

自治体は、管理不全空き家と判断した場合、所有者へ管理改善の指導や勧告を行うことができます。

(以前は「特定空き家」にまで進まないと介入が難しかった)

📌 2. 固定資産税の軽減措置の除外

管理不全空き家と認定され、改善されない場合は、「住宅用地の税軽減特例」が受けられなくなる可能性があります。

(結果として固定資産税が通常より高くなる)


📊 「管理不全空き家」と「特定空き家」の違い

区分 意味 行政対応
管理不全空き家 放置すると将来的に危険が増す可能性のある空き家 指導・勧告
特定空き家 現在ですでに危険・衛生・景観に悪影響がある空き家 指導・勧告・命令・代執行など強い措置

つまり、管理不全空き家は「改善のチャンス段階」、特定空き家は**「既に深刻な段階」**と考えると分かりやすいです。


🧩 現状の課題

制度としては新しく定められたものの、自治体によってはまだ基準や対応体制を整え切れていないケースもあります(認定基準が定まらない等)ので、全国的に運用が進行中です。


📌 まとめ

  • 管理不全空き家は、「将来危険になる可能性のある放置空き家」

  • 行政は所有者に指導・勧告ができるようになった

  • 放置を続けると税の特例が外れることもあり得る

  • 早めの対応・管理・活用検討が重要

 

相続などで取得したお家をそのままにしておくと上記のおそれがあります。空き家になった場合は早めにご相談いただけますと幸いです。

 

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